2021年12月5日(日)に開催された「Art Meets Care Society 2021 年次総会・大会」において、
弊社代表の進藤が発表者に選出され、講演を行いました。
タイトル:
芸術へのアクセス向上を目指した鑑賞施設の課題と改善策の提案
登壇者:
代表取締役 進藤 博之
日時: 2021年12月5日(日) 会場
:せんだいメディアテーク
要旨:
近年、アートのアクセシビリティ向上を目指したアート鑑賞の場が増えており、
昨今のコロナウイルス感染症の流行により、社会的ニーズの高い取り組みとして認知されつつあります。
しかし、スクリーン リーダーや音声合成ツールを必要とする Web サイトの閲覧が困難な障害者や高齢者に焦点を当てると、
これらの方法には多くの課題が生じます。
本発表では、いくつかの事例における課題を整理し、改善策を提案する
。
さらに、障害者差別解消法およびその改正法に規定されている合理的配慮の観点から、
美術鑑賞ウェブサイトのあり方について考察する。
<担当者メモ>
今回は、
「ウェブアクセシビリティの確保」が不十分ないくつかの「美術鑑賞サイト」の事例をもとに、改善策を提案することを企画しました。
しかし、それでは技術的すぎるため、
まずは「ウェブアクセシビリティ」に関する私たちの取り組みや考え方を
カンファレンスの参加者に共有し、それが正しいのか間違っているのかをカンファレンスの参加者に問うことにしました。
また、
2021年5月に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」の改正法における「合理的配慮」の内容に触れ、
今後当社が「ウェブアクセシビリティ」にどのように関わっていくかについての展望を述べました。
質疑応答では、
- 知的障害者に対する取り組みはありますか?
- 誰もが平等に楽しめるアートとしてのウェブサイトを制作することは可能でしょうか?
- 障害のある人を支援するために、テキストリーダー以外のツールはありますか?
今後の活動にとって非常に貴重な時間となりました。
ご協力、ご支援をいただいた皆様に感謝申し上げます。